「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」が気になっているものの、「小学生の子どもと一緒に観ても大丈夫?」「怖い場面はない?」「せっかくなら親子で楽しめる作品がいい」と迷っていませんか?
この記事では、実際に親子で映画館へ足を運んだ筆者が、ネタバレを交えながら率直な感想を紹介します。実際の子どもの様子にも触れているので、鑑賞前の参考にしてください。
【ネタバレあり】映画ちいかわ 人魚の島のひみつのストーリーを解説
物語は、ちいかわとハチワレが広場で過ごしているところへ、うさぎがチラシを体に貼り付けた状態で現れる場面から始まります。
そのチラシには、簡単な討伐で通常の100倍の報酬がもらえることや、島でしか味わえない食べ物が楽しめることなどが記されていました。
甘い誘いに心を動かされたちいかわたちは、うさぎと一緒に島へ向かいます。
最初こそ報酬や限定の食事を楽しみにしますが、ところが島では、セイレーンによる被害が続いていることを知り、ちいかわたちも討伐に関わることになります。
一方セイレーンは、永遠のいのちが得られるという人魚の仲間を食べた犯人を探しており、その影響で島民たちは怯えながら暮らしています。
やがて、ヒトハとフタバが人魚を食べたことが判明します。しかし、2人がそうせざるを得なかった背景も明らかになっていきます。
ちいかわはヒトハとフタバが犯人であるという真相に気づきながらも、さらなる争いを招かないよう沈黙を選びます。
原作はこちらから私が行ったときの入場特典は、小学生に大人気だったボンボンドロップシール。

最近は私の子どもたちの周りではブームが落ち着いた印象でしたが、映画の入場特典になったことで、再び注目を集めるかもしれませんね。
ただ可愛いだけじゃない!小学生ママが感じた見どころと大人も刺さる理由
「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」で印象的なのは、キャラクターの可愛らしさに加えて、先の展開を考えながら楽しめる物語になっている点です。
物語の骨格そのものにサスペンスやミステリーの要素がしっかりと組み込まれていて、観る人の年齢や視点によって受け取り方が大きく変わる作りになっています。
大人が強く引き込まれるのは、登場人物を簡単に「善い側」「悪い側」と分けられないからです。
セイレーンは人魚の仲間を失ったことで怒りを募らせ、その矛先を島民へ向けるようになりました。島では、その影響による被害が起きています。
ここで考えさせられるのは、セイレーンの苦しみに理由があっても、誰かを傷つける行為まで正しいとは言えないことです。
反対に、ヒトハとフタバにも友人を救うために事情があったとしても、人魚を食べたことは正しかったのか。また、島民の被害が出ているなかで2人が秘密を抱えたままでは、問題は消えません。
こうした描写は、大人になるほど考えさせられる部分ではないでしょうか。
特に終盤のキャンプファイヤーでちいかわが言葉を飲み込む場面や、セイレーンが違う島に逃げた犯人を追う気配には、何ともいえない後味が残ります。
本作はこうした重さを正面から説明するのではなく、ちいかわたちの冒険を通して伝えているところも本作の特徴だと感じました。
【刺激強め?】小学生のリアルな反応と、怖がりなお子さんへの注意点
実際に小学5年生と小学4年生の子どもと鑑賞しましたが、映画「ちいかわ 人魚の島のひみつ」は小学生のお子さんでも十分に楽しめる内容だと思います。
小学校低学年くらいの子や、さらに小さなお子さんも多く見かけましたが、私がいた館内では泣き叫ぶような子はいませんでした。
直接的な流血や残酷な映像が続く作品ではありません。
ただし、暗い場面や大きな音、追われる展開などには注意が必要です。セイレーンの姿や声が苦手そうなお子さんには、あらかじめ伝えておくと安心でしょう。
ただそうした緊張感こそが物語に深みを与えており、年齢や感受性によって印象が大きく変わる作りになっているともいえるでしょう。
我が家の場合は、怖さよりもキャラクターの動きや物語の展開を楽しんでいる様子でした。
我が家の怖がりの小学5年生の娘は、単にキャラクターたちの可愛らしい動きや表情を楽しんでいる様子でした。特にモモンガやうさぎの仕草に何度も笑っていました。
セイレーンの赤い目は少し気になったようですが、「ちょっとびっくりしたけど大丈夫だった」と話していました。
小学4年生の息子は、歌詞の意味や単三電池にまつわる二重のニュアンスを自分なりに読み取って面白がっていたようです。
鑑賞後も「あの言葉ってこういう意味もあるよね?」「あの歌詞は、この先の展開を暗示しているんじゃない?」と、物語について考えることを楽しんでいました。
映画を観終わったあとに「どのシーンが一番印象に残った?」「あの場面はどう思った?」と話してみるのもおすすめです。
「かわいかったね」で終わらせず、親子で感想を言い合えるのも魅力です。映画を観たあとまで楽しめるところに、本作のおもしろさがあるのではないでしょうか。


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